5963031 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

国際結婚成功への道?

【順応性は国際結婚の成功の道】

カメレオンって触ったことありますか?

ハワイには沢山のカメレオンが住んでいるらしい。
ヌアヌ・パリというハワイを一望できる山の方には
"わんさか"いるらしい。

毛の生えていない生き物は私は大嫌い。
蛇やトカゲ系は見ただけでもギャァ~~~~と叫び声を
あげてしまう。

そんな私があの、カメレオンちゃんに頬ずりさえも
出来るまでに鍛えられた恐怖の物語です。

あれは忘れもしない新婚時代、
だんなの友人宅へ遊びに行ったとき…

その友人がカメレオンをつがいで飼っていました。
私は気持ち悪くて見る気もしなかったのですが、

ちらりと見たその姿はなんともグロテスク!!
助けてぇ~~の気分でした。

その友人宅でだんなが私に聞いた。

ケリーがカメレオンをくれると言うんだけど
飼ってもいいかな??

だめだめだめぇ~~~~!
そんなもん家に連れてきたら私が家を出るぞ!!
(これはかなり本気だった)

それから一ヵ月後、私達はカリフォルニアに転勤になる。

飛行場には私達の多くの友人が見送りに来てくれ、
涙涙の感動の別れを惜しんだ。

飛行機に搭乗する頃からだんなが何やら
ニヤニヤしている。

なんだか落ち着きもない。(~-~;;)))ムズムズ・・

何だか嫌な予感がした。
家のだんなってニヤニヤする時は何か私の嫌がる事を
黙ってした時のサインでもあったから。

飛行機が飛び立って安定飛行に入ったとき
だんなが私に目で合図した。

何よぉ?

驚くなよ。( ̄ー ̄)フフフ

何をよぉ?

ここ見てくれ、

( ̄ロ ̄;) ぐっ…と言葉を失った私。

だんなのジャンパーの中の内ポケットに潜む2匹の
カメレオンと目が合った!

ギョェ~~~~~!!!!

しぃ~~~~~、
見つかったら大変だから静かにしてくれよ。

恐怖のあまり、
手にも額にも汗がどかどかと噴出してきた。

カメレオンはカリフォルニアで買うと
一匹100ドル以上するんだぞ、
俺は今、ふところに大金を入れてるんだ。

真剣に説明するだんな。

ホテルについて、
だんなが餌を買いに行かなきゃいけないという。

何を食べるのかと思ったら、コウロギだという。

コウロギを飼って帰っただんなは靴の空き箱に入れた
二匹のカメレオンにそれを与えた。

バリャバリャパリパリと、
妙に歯ごたえのある音をたてて食べるカメレオン。

私は身の毛をよだたせ耳をふさいで、
この男、いい加減にせ~よと、
心の中は怒りで一杯でした。

とりあえず、あれは彼のペットよ私は関係ないと
いくら彼が仕事中、水をスプレーでカメちゃんの体に
吹きかけてくれと頼まれても無視していた私だけど、、、

悪夢の日々はやがてやってくる。

僕は出張だから君が餌と水をやってくれる?
私にコウロギが入った袋、もちろん生きてる
と小さなプラスチックの箱を渡される。

何よこれ?
100カウントと書いてある。

開けてみて。

恐る恐るふたを開けてみると、
中にはおがくずが入っている。

カサカサッ  カサカサッ
とおがくずが動く、

キャァ~~~~っとだんなにそれを
手渡した。

中からいもむしの大群が一杯顔を出した。(/--)/

こっこれ100カウントって
100匹のいもちゃんが入ってるという事なのね。

「イモムシも食べさせなきゃ栄養が足りないんだよ。」

栄養って、そう言えば脂肪分多そうで確かに
栄養はありそうな気もするわね…

そんでもって、
だんなはとっとと出張に出かけてしまった。

残されたのは不気味な2匹のカメレオンと私。
ついでに100匹のいもちゃんとコウロギの大群。

恨むぞぉ~~   (-_-メ)
私は小さなアマガエルも触れなかった女なのよぉ~~。
(本当です)

それでもだんなの留守の間に死んだら困ると思った私。
とりあえず渡された霧吹きで言われた通り、
日に何度かカメちゃんの体に水を吹きかけた。

水かけると体の色が緑から茶色に変わるのよねぇ~
またそれが不気味なのよねぇ。

そんで、コオロギが夜中にピョロピョロと
鳴いてうるさくて眠れない。

ごめんねぇ、あんた達は明日奴らに食われちゃうのよぉ~~

そろそろ栄養補給かと思い、
あの100カウントのふたを開ける。

割り箸で一匹つまみだす。
にょろにょろ動いて私の足の上にポトリと落ちた。

ぎょぇ~~~~~~ぇぃ!と飛び上がり
いい年して大騒ぎよ、全くぅ…   (-。-)y-゚゚゚

最初の2日間は箸を使ってたけどあんまりうまく
いかないので叫びながら、一匹指でつまんでみた。

信じられない。
ミミズ見ただけで叫んでいたあの私が、、、、

一番怖かったのはカメちゃんは離れたところから
舌をすごい速さでピュ~~~っと長く長く伸ばして
餌をピタッと舌の先にひっつける。

その舌が私の手にピタッとひっつきそうで実に恐怖感
があった。

頼むからミスらないでくれよぉ~~~~~~!

しかし、私の指に上手に舌を飛ばしておいしそうに
ムシャムシャとイモムシを食べるカメちゃん。

早く大きくなってねと、

いつしか世話を懸命にしていた私はすっかり愛情が
移ってしまった!

以外に可愛いのよね。
のそのそ歩く姿にお目目がキョロキョロしてて、
なんとも愛らしい。

だんなが帰った頃には自らの手の上にカメちゃんを
乗せて遊べるほどに成長した私。

あ~信じられない順応性ネ…

だんなは、
オォォォ~~~~ッ
やっと可愛さがわかったか!!と大喜び。

それから数ヶ月、
ある朝起きたら小指の先ほどの赤ちゃんカメレオンが
誕生していた。

数えたら20匹以上はいたと思う。
赤ちゃんは一匹70ドルでペットショップで
売られているから私達の目は($$)($$) 状態!!

ハワイに又引っ越すために手放してきたけど、
あれ以来カメレオンを見ると
可愛い~~~~って、ついつい
言ってしまう私なのでした。

ハワイに引っ越したら野生のカメレオンを探しに
行きたいとだんなにお願いしていた私。

来週あたり、行ってみようかしらん。

本日の教訓:
国際結婚を成功させる秘訣は新しい環境に対して
どれだけの順応性を持つ事が出来るか!
非常に重要な要因である。    σ(^^)


可愛いでしょう~!
ベイビー・カメちゃんよ!!
写真は正真正銘の、私の育てた子です。




家出事件


© Rakuten Group, Inc.